天神山の朝は気持ちがいい。
目が覚めるとベッドからは窓いっぱいの木々が見える。
今朝は白い月も見えた。
ラウンジで朝食。昨日買ったスコーンとコーヒー。
共有キッチンで出会った和服青年のインフォメーションで
このスタジオでの日常生活がなんとなくわかってきた。
今夜から自炊してみようかな。
今日は朝から中央図書館へ。
3kmの道のりをしりとりしながらてくてく歩く。
大きくて居心地のよい図書館だった。
天神山に滞在している と伝えると本が借りられるということだったので
受付にそう伝えると、思いがけず返事はNOだった。
しばしのやりとりのあともやはり駄目。
市と相談して後日連絡をくれるということになった。
怪しむようにこちらを見る目がなんだか怖くてたじろいでしまう。
高橋源一郎「101年目の孤独」
鷲田清一「じぶん・この不思議な存在」
2,3日で読み終えてまたすぐ返しに来るのにな、と思いながらも
仕方ないのであきらめて市電に乗る。
豊かな乗りものだった。
わたしの住む町にも是非ほしい。
スタジオへ戻って制作。
頭と手を動かす。