10年くらい前までは映画を観るのが苦手だった。
だれかが作った世界観に有無を言わさずぽーんと放り込まれることに
不安があったのだと思う。
いつのまにか克服してしまったな。
なんでだろう。 年齢?
今では日々のお楽しみの一つである。
今年は40の映画を観た。
映画館で見て好きだったのは、
シェイプオブウォーター/スリービルボード/万引き家族
カメラを止めるな/フロリダプロジェクト/きみの鳥はうたえる
秋頃は史実に基づいた映画をよく観ていた。
第二次世界大戦からの流れで、
ダンケルク → ウィンストンチャーチル → オペレーションフィナーレ
→ 顔のないヒトラーたち → 否定と肯定
ホロコーストものは心の準備ができなかったので今回はやめておいた。
(いつか サウルの息子をみたい)
単品だとそれほど観たい気持ちがわかない作品でも、
一連の流れで出会うとモチベーションがあがる。
そしてひとつのことをいろいろな切り取り方で見つめると、
諦観にも似た妙なすがすがしさが生まれることに気がついた。
人間の性に対しての諦めなのかもしれない。
映画館以外で心に残っているのは、
アナイアレーション、ウィンドリバー、ノクターナルアニマルズ
どれも怖くて美しい。
来年はどんな物語に出会えるか今からとても楽しみだ。