今年出会った映画 (2018)

10年くらい前までは映画を観るのが苦手だった。

だれかが作った世界観に有無を言わさずぽーんと放り込まれることに

不安があったのだと思う。

いつのまにか克服してしまったな。 

なんでだろう。 年齢?

今では日々のお楽しみの一つである。

今年は40の映画を観た。

映画館で見て好きだったのは、

シェイプオブウォーター/スリービルボード/万引き家族

カメラを止めるな/フロリダプロジェクト/きみの鳥はうたえる

秋頃は史実に基づいた映画をよく観ていた。

第二次世界大戦からの流れで、

ダンケルク → ウィンストンチャーチル → オペレーションフィナーレ

→ 顔のないヒトラーたち → 否定と肯定 

ホロコーストものは心の準備ができなかったので今回はやめておいた。

(いつか サウルの息子をみたい)

単品だとそれほど観たい気持ちがわかない作品でも、

一連の流れで出会うとモチベーションがあがる。

そしてひとつのことをいろいろな切り取り方で見つめると、

諦観にも似た妙なすがすがしさが生まれることに気がついた。

人間の性に対しての諦めなのかもしれない。

映画館以外で心に残っているのは、

アナイアレーション、ウィンドリバー、ノクターナルアニマルズ

どれも怖くて美しい。

来年はどんな物語に出会えるか今からとても楽しみだ。